#817 文脈を聞く

私は音声入力をよく使っているけれども、今は試しに新しい音声入力ソフトを使って入力してみている。どのような違いがあるんだろうか。今までいくつかの音声入力ソフトを使ってきて、そして今使っているものも、たぶん一回、昔出てすぐに試したことがあった。しかしその時は、当時使っていたものから乗り換える有意性のようなものを感じられなかったので、変えなかったような気がする。あまり覚えていないけれども、インストールした形跡はあったので、多分そうだったんだろう。
しかし最近、改めて友人と話していたときに、友人が二人ほど、今私が試している新しいソフトの方を使っていた。どうやらそちらにも何かしら有意性があるのかなと思って、もう一度試している、ということになる。
考えてみたところ、やっぱりそれぞれ、その時その時の用途や、その人のスタイルによって違うのだと思う。同じ人でも場所や文脈によって違う。つまり、そのコンテクストをいかに理解してくれるのかということが大事なんだと思う。これは昔習った話だけれども、例えば会社員のランチを考えたとしても、その人だけを切り取って考えてもわからない。一人で食べる時、お客さんと食べる時、友人と食べる時、同僚と食べる時では、それぞれ行動は違うよね、という話を聞いて、全くその通りだなと思ったことがある。
そして、まさに我々がAIに求めているのは、そういった曖昧さを曖昧なまま、何とかしてくれる挙動なんだと思う。今、私はこれを書きながら、できれば、どのような文脈でこれを入力しているのかということが、もう少し明確になり、それによって挙動が変わればいいなと思っている。しかし、生の声や生の感覚を残したい場合もあれば、非常にフォーマルなe-mailのように、かなり編集されてもよいものもある。もちろん自然な日本語であってほしいわけだけれども、そういったものとは、やはり条件や役どころが違うのだと思う。
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