書く実験の記録

#494 記憶の歪みを防ぐ記録

何か人に嫌なことをされたとしよう.もしくは何か嫌な出来事があったとしよう.それをどうしたらいいだろうか.もちろん結果的にすぐに忘れることができたら全然問題ない.忘れることは大事なことだ.人間が生きていく上で大事な機能だと思う.

しかし忘れられないこともある.繰り返し思い出してしまうこともある.

そんなふうに何か人に嫌なことをされた時に.それをきちんと記録していく.

記録に残していくというのは何か本当だったら忘れることができたかもしれないことというのをことさらに残して行ってしまう.だから風化しないのでよくないことなのではないかと思っていたこともあった.

しかし最近ふと気づいて人間というのは常々言われているように,記憶というものは変質して変質していくのだ.

そうすると実際にされた嫌なこととか事実よりもその印象によってだんだん記憶の中のその出来事というものが誇張されていったり少しねじ曲がっていったりする.だからそういう意味で言うときちんと記録しているというのはセーフティという意味もあるのではないだろうか.

つまりすぐに忘れることができてその後何も思い出さないというのはベストなしでシナリオだが.場合によってはそうできないこともある.

そしてもし記録するとすればそれはベストなシナリオではないけれども記憶がねじ曲がって他人やそして自分も余計に傷つけてしまう可能性を減らすことができる.これはベストではないがベターということになるのではないか.

——いつもと少し書き方を変えてみて最近の中ではマシな文章が書けたような気がしている.

2024-09-23

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