書く実験の記録

#513 無名の価値

名前があるということと、名前がないということ。名前がないということは、未知のものである可能性があるということ。まだ規定されていない可能性があるということ。

そのようなことを考えたのは、説明が難しいな、と思ったからだ。思った時にだ。たとえば何かの仕事のプロジェクトがあるとする。それが新しいジャンルのものであればあるほどにそれはジャンルに規定されずまた規定できずどのジャンルのプロジェクトですかと質問されて答えに窮してしまうかもしれない。

新しさもそうだし、もしかして複合的な面があるのかもしれない。複合的であれば説明するのが難しいこともあるかもしれない。

名前がないことには意味があるのかもしれない。自分が今している行為とか、たとえば何かのプロジェクトや、何かのチームの中で担っている役割が、もしわかりやすい一言で言えるとしたら、それは既知のものであるからである。

多くの人がわかる、というのは、多くの人がそれを知っているということだ。知らないものはわからない。聞いたこともない役割はそれは知らないものだ。知らないものはわからないものだ。

時に、私たちは、一言でわかりやすいということの価値を重視しすぎなのではないか?

2024-10-15

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