#514 非直感の美学

直感的なインターフェース.直感的な反応.直感的なインタラクション.直感的な表現.とにかく直感的という言葉が分かりやすいすぐにわかるということと=で使われているように思う.
もちろん自分もそのような考えを散々用いてきたと思うし何かを考える時にデザインやインターフェースを考える時にこれはやや直感的じゃないよねみたいな感じで直したりしていた.
ただインターフェースにおいては確かに使いやすいすぐに使えるわかりやすいということは大事だし直感的であることを重視しているのは今も変わらない.
ただ何か表現とかインタラクティブについては最近少しそうではないものもあっていいように思っている.その点については考えが変わったというか少し広くなったと言ってもいいかもしれない.
どういうことかと言うと例えば何か展示がされていたとしてボタンを押すとすぐに何か演出がされるとしよう.ボタンを押す,演出が起きる.その関係性は非常に分かりやすい.それは直感的ということだろう.
ではそれがボタンを押したら30分後に何か起きるとしたらどうだろう.その関係を測るのは難しい.これは直感的ではないと言える.
もしくはボタンを押したら何か分かりづらい反応が起きるとか.逆に演出が始。トリガーみたいなものがボタンのように分かりやすいものではなくて何かもっと分かりづらい何かがトリガーになっているとか.
ユーザーインターフェースの場合はそのようなものは何のメリットもないように思うけれども,こと表現や体験においては,そのようなことで伝わるものというのもあるように思っている.つまり目的に応じてそこはデザインをされるべきであっていつも何でもかんでも直感的であればいいということではないと思うし近年はそのようなものづくりというか体験作りにどちらかといえば興味の軸足があるように思う.
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