書く実験の記録

#656 始める場所の不自由さ

書き出しに困る時というのはだいたいその直前に何かしらネガティブな気持ちになってしまっている時だ.ネガティブな気持ちになってしまっている状態でテキストエディターを開いて書こうと思った時にでもその直前のネガティブな気持ちを引きずってしまってはいる当たり前だ.直前だからね.

ただじゃあその時に何を書こうかと考えた時に何か頭に浮かんでくるものっていうのはやはり何かネガティブなことではあったりしてそのような気分というものに左右されてしまう.

だけど別にそういうネガティブなこと例えば他人であるとか自分であるとかもしくは何かの物事であるとかそういったものに否定的なことを感情的に書きたいわけでもないしまあ感情的でも論理的でもいいんだけれども.

そうするとどこに向かうかということ以前にまずどこの入り口から入ろうか迷ってしまっているのだと思う.このどこの入り口から入るかというかまあどこの第一歩から始めるのかというか.

例えば真っ白な紙があったとしてそしてその紙というのはまあ非常に大きいとして.無限の大きさがあるとして.

そしてその無限の大きさの紙というのは無限のように広いけれどもしかしそのどこにでも始まりの点を置けるわけではない.まず自分が今いる場所というものがある.それは物理的なものでもあるし精神的なものでもあるだろう.

現在の場所から点をまず1点目を打つ.その1点目を打ち始める場所というのは自分が今いる場所からできるだけ遠い場所に行こうとバスの移動に時間をかければもっと離れた場所に打つことはできるんだけれども.

でもその1点目を打ち始めるまでの時間というものもあまり長く取らない場合は結局そう遠くまで行くことはできない.もしくはすぐにやろうとしたらすぐに1点目を打とうとしたら自分がいる範囲が届く範囲にということになるだろう.

無限に広かったとしてもカンバスが無限に広がったとしてもその選択肢が無限なわけではない.始まりの点は自分という物理に.制約されているように思う.そしてその1点目を打った後にどっちに進むのか次に2点2点目はどこに打つのか.

1点目を打った後にどっちに向いてどこに電話を打つのかそれはまあ点というよりは線の方がいいんだろうか.1点目を打ったというか最初のポイントにペンを設置を接触させた後にどっちの方向にペンを走らせるのか.

走らせた方向というものはどっちに進むのかよくわからなくて.なぜかというと例えばその無限に広いカンバスの置いてある世界に他に何もなかったらどちらが前でどちらが後ろなのかどちらが右でどちらが左なのかというものはわからない.

わからないというか基準がない.自分自身の前であるとか自分自身の後ろであるとか右であるとか左であるとかそういうふうに自分自身を主体とした相対的な方向というものはわかる.

だけど絶対的にどちらが前かということはわからない.真っ白い何もない空間にいるような感じだ.

2025-04-14

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